A. 熱中症の病気の根本は体温の異常と脱水ですから、その2つに治療の焦点を当てるべきです。特に、熱けいれんや熱射病が起こったら、体温コントロールは出来るだけ早期に正常化を図ることが大切です。
治療法は、高温に対して腋の下・頚のあたり・ソケイ部(股部)などを冷却する、全身の衣服を取って体表を水で濡らす、またはアルコールを浸したガーゼを貼り付けて送風する、もしくは冷房を最強にするなど。点滴していたら点滴のボトルを冷やす。また、循環障害(脱水)に対して生理食塩水か細胞外液等の点滴を少なくとも2000mlあるいはそれ以上急速に輸液することが必要になります。脈圧高低の差が広がり、脈が下がって尿量が増えて来るのを回復の目安にして下さい。
予防法は、汗をかいた時は塩分が出てしまっているので、スポーツドリンクや塩分の入った飲み物をしっかり摂取する、なるべく風を送って体温を下げる、また体に熱をためない様にする事などです。
院長: 内藤茂樹(医学博士、日本小児科学会東京都地方会)