予防接種の普及により、麻疹患者は大幅に減少していましたが、数年おきに各地で小流行が繰り返されております。以前では2〜3歳の小児に多く見られていましたが、近年では高年齢の麻疹、予防接種を受けた小児の麻疹が注目されています。
潜伏期間は10〜12日で、感染源となる期間は、発症1〜2日前から発症出現後2〜3日です。38〜39℃の発熱で始まり、咳・くしゃみ・鼻水等の症状が見られます。カタル期の終わりに一時37℃に熱が下がり、再度急激に体温は上昇し頬粘膜に粘膜疹(コプリック斑)を認め発疹が出現します。不定形な斑で耳から始まり顔、腕、体幹、腹へと広がっていきます。この期間、発熱は39℃〜40℃の状態が続き、解熱し、発疹は褐色の色素沈着を残しながら1〜3週間で消失します。
合併症や、隔離解除については、次回お話します。
院長: 内藤茂樹(医学博士、日本小児科学会東京都地方会)